床選びは大事 ですよ~と ブログでお伝えしましたので
もう少し詳しくお話しますね。
まずは床材の種類
1 無垢の床板
本物の木を本実(ほんざね)加工して作られている
樹種が多く、規格として統一されているものとして
ユニサイズ (90mm×1820mm×15mm)があります。
一枚に2~4くらい継ぎ目があるものと、継ぎ目のないものとがあります。
継ぎ目のない一枚ものや、幅広の物、節の無いものは
樹種を問わず高価になる傾向があります。
樹種によって金額も変わってきます。
広葉樹・・・タモ、ナラ、オーク、ウォルナット、メープル、チェリー、クリなどなど
広葉樹は重くて硬いので比較的傷が付きにくい、肌触りは冷たい感じ
(写真は左からメープル、ナラ、くるみ)
針葉樹・・・桧、杉、パイン、赤松、桐などなど
針葉樹は軽くて柔らかいので歩行感や肌触りが温かく気持ちいい
(写真は左から杉節無し、桧節無し、杉節有)
なんと言っても無垢の木の床板は 長寿命 、
リフォームなどしなければ、ほぼ張り替える必要はありません
汚れてきてどうしても気になるときは、
サンドペーパーで削ってリペアも簡単にできます。
2 複合合板フロア
合板の表面に天然木の薄板(0.5~2ミリ)を貼り付けたものです
表面は無垢の突き板を張っているため、
無垢の木の床材と比べても、手触りはほぼ同じ
踏み心地としては少し硬めになります。
いろいろな機能を備えている複合合板フローリング
用途に合わせ使用できるのが特徴的
例えば床暖房を敷き込みたいとき 床暖房対応のフローリング
騒音の問題が気になる方は 遮音性の高いフローリング
傷つくのがどうしても嫌なかた 表面をコーティングし、傷やヘコミに強いフローリング
と特徴も様々です。
寿命は10年~20年とされています
3 新建材フロア
いわゆる、建材メーカーの出している床材で
合板基材に、 木目をプリントしたシートを貼り付け 表面をコーティングしたもの
見た目が木目調な床材です。一般的に普及しているのがこのタイプになります。
新建材フロアも用途により様々な種類があります。
複合合板フロアの機能はもちろん、
床暖房内蔵タイプなどもあります。
基本的には表面のコーティングが良くなる(硬く傷がいきにくい)と高くなる傾向に
高いものだと 無垢の床板よりも高くなる ものもあります。
寿命は10年~20年となっています。
以上代表的な床材をご紹介しましたが
なぜ床選びは慎重にしないといけないのか?
実は大変な床リフォーム
昔は敷居の段がある、家が多くて、
床をリフォームするのは簡単でした。
既存の床上に貼ってしまえば、
床は綺麗になり、敷居との段差も解消されると、一石二鳥だったのですが
現在の住宅のほとんどはバリアフリーになっています。
その為既存の床板にもう一枚貼るというリフォームの手法が使えないのです。
建具を切り上げればいいのですが、引き戸なども多くその加工が大変だったりもします。
めくって張り替えることになるのですが、
壁の下に床が潜り込んでいたり
強力なボンドで貼り付けているので、かなり解体がしにくい
どうしても床だけのリフォームでは納まらなくなるため、リフォーム金額が高くなってしまいます。
後々のことも考えて床選びは慎重に考えましょう。
建材のフロア材は紫外線劣化でどうしても劣化が進んでいきます
無垢の床材は年月とともに味が出てきます。
あなたはどの床材が良いと思いますか(^▽^)/
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